活劇とグルーヴの日記

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zoom RSS 映画『おとなのけんか』/たまには吐き出しちまいやしょう。

<<   作成日時 : 2012/03/04 02:13   >>

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子供同士の喧嘩から端を発した問題を互いの親夫婦が「おとな」の話し合いで解決しようとするも、逆に「子供の喧嘩」よりも酷い「おとなのけんか」が勃発するという人気舞台劇の映画化。

とのことだが、ワンシーンで繰り広げられる室内劇を(当たり前だが)ワンカットで見せなければならない「演劇」というものを「映画」に移し替えるにあたって、監督のロマン・ポランスキーがとった方法は、思いっきりカットを割ることだった。この潔さにまず膝を打った。おそらく引き合いに出されるヒッチコックの『ロープ』での大掛かりな嘘とは違って、あくまで別々に撮影されるカットの集積によって約80分間をリアルタイムに進行する(しているかのような)室内劇に仕立てるのは、それはそれでかなり腕の要る作業だと思う。しかもコメディ。演劇に寄りかかって長回しに頼るようなことをせず、あえて割る。それで80分間どれだけひと続きのテンションを維持し、観客をちゃんと最後まで飽きさせずにノせられるか。一見当たり前のようだけど、シーンや時間がとばないワンシーンものでは難しい。これは一種の実験作と言えると思う。なので正直内容をどうこういう映画ではなかったのだけれど、でも普通に笑って楽しめた。ということは、ポランスキーの実験は成功したのだろう。さすがである。とはいえ、そこまでしてこの話を映画にする必要があったのかという疑問は残るのだけれども、しかし、この映画でポランスキーが一番狙ったであろうケイト・ウィンスレットによるアレは、絶対に映画でなければできない。舞台で(本当に)やったら大騒ぎどころではない。やるわけないけど(笑)。いやしかしケイト・ウィンスレットは良かった。
まあ、たまにはいろいろと溜まったもんを(ケイト・ウィンスレットのようにではなく)思いっきり吐き出してみるのもいいと思います。溜め過ぎは体によくないですから。

(3/1、TOHOシネマズ シャンテ)


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